犬にネギ類を与えてはいけないことは、犬を飼っているひとの間では常識になりつつある知識ですが、改めて犬にとってのネギ類の危険性や、誤食してしまった場合の対処法などを把握しておきましょう。

犬に与えてはいけないものとして有名なネギ類。
理由は、ネギ類に含まれる“アリルプロピルジスルファイド”という成分にあります。
このアリルプロピルジスルファイドが、赤血球内のヘモグロビンを酸化させ、貧血(溶血性貧血)を引き起こしてしまうのです。
これを「玉ねぎ中毒」とも呼びます。

犬が食べてしまうと危険な量は?

犬種や体重、ネギ類の品種によって変わってきますが、
体重1kgあたり
●5〜10gで中毒症状
●15〜20gで貧血・血尿
●20g以上で死に至る
と言われています。

犬がネギ類を食べた場合の症状

下痢、嘔吐、貧血、血尿、黄疸、そして最悪の場合、死に至ります。
これらの中毒症状は、ネギ類を食べてすぐではなく、はやくて半日後、だいたい2〜5日に症状が出ることが一般的です。

犬がネギ類を食べた場合の対処法

とにかく吐き出させてください。
飼い主による応急処置が難しいようであれば、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。

オキシドール(過酸化水素)を使う方法

犬にオキシドールを飲ませることで、胃の中に酸素を発生させ、ネギ類を吐かせます。
体重5kgに対し、1ccのオキシドールを水で薄めて与えましょう。

食塩を使う方法(注意が必要)

食塩を舐めさせて吐かせる方法もありますが、塩分の多量摂取による塩中毒に陥る危険性もあります。
食塩を舐めさせてもうまく吐けずに命を落としてしまったケースもあるので、おすすめは致しません。

どうしても救急を要し、食塩を使って吐かせたい場合は、必ず大量の水を飲ませるか、水に溶かしてから与えてください。

誤食は飼い主が防ぎましょう

犬にとって危険な食べ物であるネギ類。
家庭ではよく使われる食材でもありますが、調理中に落とさないようにしたり、キッチンには入れないように工夫するなどして、愛犬が誤食してしまわないように注意を払いましょうね。